なかね ゆきえ(せっこう)
1807-1877 享年71歳。
□通称:榮太郎、靱負(ゆきえ)、松蔭漁翁
身分:福井藩家老
□福井藩士・中根孫右衛門(衆諧)(700石取り)の長男として、越前国福井の城下にて生まれる。
□1830年天保元年、家督を継ぎ、藩で儒学を学ぶ。後に、江戸に赴き、平田篤胤から国学を学んだ。
□福井藩主・松永慶永の側近として仕え、
福井藩の藩政を取り仕切った。
橋本左内、由利公正など有能な藩士た
ちを登用するように進言するなど藩政改
革に熱心に取り組んだ。
□藩政で大きな影響力を持っていた中根で
あったが、維新後は、新政府のためにそ
の才能を活かす。
明治政府へ協力を惜しまず、駅制や税
制などの諸制度確立に大きく貢献した。