きまた とさ

1829-1886 享年58歳。

□通称:半弥、清左衛門、清閑、懿次郎、守彝(もりつね)

□彦根藩士。
  木俣守易の子。
  父・守易が藩の世子・井伊直弼に対し
  て、過酷な試練を与えるのを見かねた
  土佐は、直弼をかばったという。

□直弼が彦根藩主となると父・守易に変
  わって、木俣家の家督を継ぎ、直弼の
  側近として仕える。

□桜田門外の変が起こると、動揺する彦
  根藩士を制して、彦根藩安泰の活動
  に奔走した。

□1862年文久2年、岡本半介が藩主・井伊直憲の信任を得て、

藩政主導者に返り咲くと、土佐は処罰され、隠居を命じられる。

木俣家の家督は、弟・繁之進(守盟)が継いだ。