
めいじてんのう
1852-1912 享年61
□通称:睦仁(むつひと)、祐宮(さちのみや)、永(えい)
□父・孝明天皇が崩御し、第122代皇位を継承した。
□五箇条の御誓文で、公議尊重、開
国進取の国是を定めた。
□戊辰戦争が集結すると版籍奉還や
廃藩置県を実施し、中央集権の強
化を図った。
□明治政府の確立と近代国家の発
展に尽力し、真の大帝君主を目指
した。
□皇室史上初めて洋装を常とし、
一世一元の制を定め、複都制としながらも
実質的に東京の地を都とした初めての天皇でもある。

困難な日本の政局にあって、天皇に就くと、西欧文明を巧みに取り入れて、
日本国民の模範となるべき、確固とした態度を示し、明治親政を成し遂げた。

明治天皇の最も有名な御真影とされる。エドアルド・キヨッソーネによって描かれた
コンテ画を丸木利陽が写真撮影したもの(1888年〈明治21年〉1月)。

黄櫨染御袍を着用し、立纓御冠を着けた明治天皇。
